「お前ら、いい加減クソ記事ばっかり書いてないでもっと検索エンジンのユーザーに読んでもらえる質の高い記事コンテンツを書け。
ユーザビリティーを上げろ。
それからオリジナリティーが重要と何度も言ったはずだぞ。
これからクソ記事は容赦なく検索圏外に飛ばすからな、覚悟しろよ、この古事記ブロガーどもが!」
ざわざわ・・・
ブロガーたちは突然の宣言にどよめきました。
検索エンジンの中のおっさんはブロガーたちに話を続けました。
「まあ、心配するな。
その変わり読者ウケする質の高い記事コンテンツは、検索上位に優遇してやる。
読者ウケしてるかどうかはサイトの滞在時間、サイト内の巡回回数、離脱率、記事の文字数なんかでちゃんと判断するからな。
覚悟しておけよ。ククク・・・。」
ざわざわ・・・
するとブロガーの一人から、被リンクの価値はどうなるんですか?という質問が出ました。
「おお、いい質問だ。
いままで被リンク数で検索エンジンの上位に来とった連中は注意しておけ。
ペラサイトや属性の関係ない外部リンクは評価を下げる。
ぎひひひ・・・。」
ざわざわ・・・
別のブロガーが、あのうすいません、記事の更新頻度は評価してくれるんでしょうか?ボク1日10記事以上は更新してるんですけど、という質問が出ました。
「言ったはずだ。
クソ記事はいくら更新しても評価しない。
その代わり読者ウケするユーザビリティー、オリジナリティーの高い記事コンテンツは、検索上位に優遇してやる。」
ざわざわ・・・ざわざわ・・・
別のブロガーが、どんな記事を書けばいいのかもう少し詳しく説明してくれませんか?と懇願しました。ボクはブログで生計を立ててるんですよ、と。
「重要なのはユーザビリティーとオリジナリティーだと言ったはずだ。
以上で説明を終わる。
では、早速だがゲームを開始しよう!」
ざわざわ・・・ざわざわ・・・ざわざわ・・・
ブロガーたちから、「そんな、ひどい!」とか「もっとちゃんと説明しろよ!」という悲鳴や怒号が上がりました。
検索エンジンの中のおっさんは、
「大人は質問に答えたりしない。だからお前らはいつまでたっても負け組なんだ。」
最後にFuck You!と言ってブロガーたちの前から消えました。
それまでブログの更新頻度を上げ記事数を増やしたり相互リンクで外部サイトからの被リンクをもらうことに大部分の時間を費やしてきたブロガーたちは頭をかかえました。
これからどうすればいいんだ?と。
次の日、検索エンジンの順位に大変動がありました。
更新頻度を上げ記事数を増やすことでアクセスを確保していたブロガーや外部SEO対策で被リンクを増やしまくっていたブロガーが検索上位からことごとく消えてしまったのです。
検索エンジンの上位にいたブロガーたちは阿鼻叫喚し、それまでのSEOの手法が通用しなくなったことを悟りました。
特に大量のペラサイトからの被リンク効果で検索順位をキープしていたブロガーは悲惨でした。
「もうダメ・・・。俺はもうダメなんだ・・・。」
そう呟いてブログの更新を断念し、引退していくブロガーも続出したのです。
ブロガーたちは少しでも自分のブログの検索順位をあげようと必死でアルゴリズムの変更ポイントを模索し始めました。
しかし検索上位は更新頻度が高いブログでもなく、被リンク数の多い記事でもありませんでした。
これまでのSEOの常識に囚われていたブロガーはここで頭を抱えてしまったのです。
ちょうどその頃、先見の明を持ち知略に富んだ一人の男がある事に気が付いたんです。
「ひょろなげえ・・・」
「ん?、待てよ。」
よーく観察すると、やたらと文字数の多いひょろ長い記事が検索結果の上位に来ている傾向をつかんだのです。
「ああ、そうか。分かったぞ!!」
そうです。
・文字数が多い
・解説がやたらと細かい
・ある意味くどい
そんな記事が評価されると男は気が付いたんです。
そして男はブロガーの仲間たちに伝えました。
「みんな、ちょっと聞いてくれ。新アルゴリズムの謎が解けたんだよ。ひょろ長いほうがいいんだ、コンテンツは。つまり次のSEOは・・・」
半信半疑で集まったブロガー仲間は男の話を真剣に聞き入りました。
そして、
男とブロガー仲間は必死でひょろ長い記事コンテンツを作り始めたのです。
しかしひょろ長い記事を作っても作っても鳴かず飛ばずでアクセスが集まるどころかウンともスンとも言いません。
周りのブロガーの中には、そんなひょろ長い手の込んだ記事作って元取れんのかい?と彼らを小馬鹿にする者もいました。
そんなクソ長い記事、誰も読まんでー、それアカンやろーと心から忠告する優しいブロガーもいました。
馬鹿じゃねえの?口には出さずとも白い目で見るブロガーもいました。
そんな逆風の中、男は、
「漕ぎ出そう、新しいコンテンツの未来へ!!」
そう言って自分のブロガー仲間たちを励ましました。
ブロガー仲間たちも男を信じ、涙をこらえ、歯を食いしばり、髪を振り乱してひょろ長い記事を書き続けたのです。
そして・・・
数か月後、検索エンジンの上位は男とブロガー仲間たちの作ったやたらと文字数の多い、そしてやたらと解説の細かいひょろ長い記事で占められるようになっていきました。
「うおおおおお、やった、やったぞ!」
男は叫びました。
先見の明を持ち知略に富んだある一人の男。
こうやって彼はブログで大金を手にしたのです。
彼のおかげで仲間のブロガーたちも検索エンジンの上位から得られるアクセスの恩恵で稼ぎ、潤っていきました。
ある者は絶叫し、ある者は狂気乱舞しました。
しばらくして検索エンジンの中のおっさんが、その男の前に現れました。
そして言ったのです。
「合格だ、おめでとう。コングラチュレーション!」
”コンテンツSEO”という言葉ができたのは、ちょうどこの頃と言われています(嘘)。
コンテンツSEOとは何か?
ネットでは様々な解説がありますが、SEO(Search Engine Optimization)が検索エンジン向けの最適化になりますので、検索エンジン対策の一つと考えるべきなのでしょう。
検索エンジン最適化(けんさくエンジンさいてきか、英: Search Engine Optimization, SEO、サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)とは、検索エンジンのオーガニックな検索結果において特定のウェブサイトが上位に表示されるようウェブサイトの構成などを調整すること[1]。また、その手法の総称[2]。
サーチエンジン最適化ないし検索エンジン対策とも呼ばれ、ウェブポジショニングと同義である。サーチエンジンマーケティングとあわせて用いられることも多い。英語表記のSEOから「セオ」とも呼ばれる[2]。
コンテンツSEOとは検索ユーザーにとって有益な情報を提供するオリジナルなコンテンツ(記事)を更新し蓄積することで検索エンジンからのアクセスを誘導していこうとする施策になります。
ネットで転がっていますブログのアクセスアップの解説は、だいたいこのコンテンツSEOの考え方に基づいています。
・読者に役立つ質の高い記事を書こう!
・オリジナルの文章を書こう!
・記事の更新頻度を上げよう!
・文字数を増やそう(長文記事を書こう)!
・タイトルを重視しよう!
etc...
みたいな話ですね。
それまでもこんなSEOテクニックはあったんですけど、パンダアップデート、ペンギンアップデートと呼ばれる検索エンジンのアルゴリズム変更によって、より重視されるようになったんです。
ただこれ、よく考えると抽象的でなかなか分かりにくい。
実際「読者に役立つ質の高い記事を書こう!」っていきなり言われてもブログ初心者の人なんて、はあ?って話なんだと思います。
しかも、「読者に役立つ質の高い」かつ「オリジナル」かつ「長文記事」の「更新頻度を上げる」なんてどうすりゃええねん?っていうある意味マゾ的なアクセスアップ対策です。
なにそれ勘弁してよ、みたいなw
そこはみんな突っ込まないというのがお約束なんですが、実はある意味分かりやすくなった部分もあります。
どんな記事を書けば検索エンジンの上位に行けるか分析が簡単になったからです。
分析方法は過去記事で書きましたので、よかったらどうぞ!
無料で出来るコンテンツSEO その方法