20180130

ワードプレス 高速化プラグイン導入前の対策3つ



ワードプレスのブログをアクセスアップしようとして検索して、高速化プラグインに行き着く人も多いのではないでしょうか?

「高速化プラグインにより表示速度が向上しユーザビリティーが向上するためSEOに効果があり、結果として検索順位が上昇しアクセスアップを実現する。」

みたいなロジックで、ある意味正論ではあります。


高速化プラグインの効果

ただ、実際上キャッシュ系の高速化プラグインを入れたり、画像圧縮系のプラグインを入れたりして少しだけスピードが速くなってもほとんどアクセスアップに効果はないと思います。

結局そんなプラグインでほんの少し表示スピードを早くするだけで検索順位が上昇することはまずないからです。

Google PageSpeed Insightsで80点も90点も検索順位に大きな変化はみられませんし、無論100点を取ったから検索1位になることもありません。

逆にGoogle PageSpeed Insightsのスコアのよくないサイトが検索順位の上位にくることもよくあります。

私の意見としては高速化プラグインをネットで検索したり、あれこれインストールしたり、設定したりして何日も潰すのはけっこうな時間の無駄な気がします。

プラグインを入れてもたいして速度が変わらない場合も多いです。

このため高速化プラグインを検討する前に以下の対策をおすすめします。


①余計なプラグインを外してみよう!

ワードプレスが重い場合は、余計なプラグインを外すと早くなる場合が多いです。

ワードプレス初心者の方は、「このプラグインが便利だぞ!」と勧められていろんなプラグインをゴテゴテに入れてしまっていませんか?

あれもこれも入れちゃえ!タダだから。

みたいな。

ほとんど使っていない、またはなんで有効になっているのか分からない機能のものは、一度停止してみる手もあります。

プラグインを有効にしておくと、ページが表示された際に複数のプログラムをロードしてしまいますので通常ワードプレスが重くなるんですね。

停止することで早くなる場合は、思い切って使うのをやめることを検討してもいいと思います。

もともとブログは文字を書いて読んでもらうだけの存在ですし、20個も30個もプラグインを入れないとブログとしてワークしないというのも”やり過ぎ”感があります。


②画像サイズが大きすぎませんか?

デジカメの写真などを記事に掲載されている方は画像サイズを圧縮することで記事の表示速度を速めることができます。

そんな場合には、

画像圧縮系のプラグインTinyPNGがおすすめです。

圧縮は外部で行われサーバーにも負担が少ないプラグインになります。

ただ自動的に画像は粗くなりますので写真重視の記事コンテンツを制作をされている方はアップロードの際にマニュアルで調節するしかありません。


③レンタルサーバーの問題

余計なプラグインを外し、画像サイズも特に大きくないのに表示速度が解決しない場合はレンタルサーバー側の問題が大部分だと思います。

例えば格安のレンタルサーバーは多くのユーザーで共有しているため(混み混みの状態)、トラフィックが安定せず遅くなってしまうケースが多いからです。

格安レンタルサーバーを使っている場合は高速化プラグインをたくさん入れたりしてもさほど早くならないし、かえって遅くなってしまう場合もあると思います。

ワードプレスが遅いという原因が違う箇所になりますのでね。

この場合の解決法は、

・レンタルサーバーのプランをアップグレードする

・レンタルサーバーを引っ越す

の2つの選択肢があります。

普通はプランのアップグレードのほうが楽に済みます。ほとんどのレンタルサーバーはボタン1つか2つ押せばアップグレードが完了しますからね。

少し料金は高くなってしまいますが、高速化が叶いそうであれば一番先に検討したい方法になります。

次にレンタルサーバーを引っ越してしまう方法があります。
高速化をウリにしているレンタルサーバーにブログを引っ越すことで高速化も可能です。

ただし、引っ越しに伴い作業が発生するのがネックです。

・ワードプレス自体の引っ越し作業に半日~

・メールアドレスの引っ越し作業(アウトルックの設定変更など)に半日~

くらい必要になってきます。

サーバーの引っ越しに慣れていない人はもう少し日数に余裕を見た方がいいですね。


まとめ

以上高速化プラグインの効果と事前対策3つを解説いたしました。

ページ数が数千ページ以上のマンモスブログは別になりますが1000ページくらいまでの一般ブログだとそこまで高速化にこだわらなくとも普通、表示速度はさほど問題にならないと思います。

本質的なアクセスアップにそれほど関係がない(表示速度が速いだけでは記事を読んでもらえませんよね?)ところですので、あまり労力を投下せずに乗り切りましょう^^