一般的な説明になりますが、はてなブックマークを使う事で、ユーザーはいつでもブックマークされたインターネット情報にアクセスでき、他のユーザーとその情報の感想を共有し、知らない人にとっては情報発見のツールともなります。
ツイッター、FacebookなどほかのSNSやNAVERまとめなどのキュレーションサイトの台頭でソーシャルブックマークの運営会社も一時期より減ってきているものの、はてなブックマークは未だ愛用しているユーザーが多いのが特徴です。
ユーザー数が多いため、自分のブログ記事がブックマークされるとサイトの情報解説や拡散(認知度を広める)手段ともなります。さらに一定数以上のブックマークを獲得した記事は、はてなの公式サイト上で紹介される仕組みがあり、サイトの情報拡散がさらに加速されて行きます。
また、はてなブックマークからの被リンクにはnofollow属性がついていないため外部SEO対策の一つともなりえます。
ソーシャルブックマークとしては高い集客効果に加え、被リンク先としてもSEO効果が期待できるという一石二鳥のシステム。
それが、はてなブックマークなんですね。
このため、一昔前までは1人が複数のアカウントを使ってはてなブックマークを登録するいわゆる自作自演もありました。
今でも結構あるかも知れませんね。
過去は、はてなブックマークからの被リンクだけでGoogle検索エンジンの評価を高め検索順位を上げることも可能だったのです。
その後「WELQアップデート」と言われるアルゴリズムの変更によって被リンクの過大評価が修正される方向に向かっているのと、検索エンジンのコンテンツ重視がすすんでおりはてなブックマークがたくさんついているからと言って、それだけで検索エンジンの上位確保は難しくなりつつあります。
ただ現在でもはてなブックマークの効果は侮れないパワーがあります。
月間数万PVを誇る人気ブロガーさんの記事は往々にしてはてなブックマークがたくさんついていることがあります。
ブログ記事にたくさんはてなブックマークがつきはじめると、はてなブックマークがたくさんあるのでさらにアクセスが上がり、はてなブックマークがさらに増えていくという流れですね。
さらにSEO効果も加わり、その記事は検索エンジンの上位に昇りアクセスはさらに増えるわけです。
こうやって月間数万PVのブログが出来るのは想像に難しくありませんし、そう考えるとはてなブックマークってすごい仕組みですよね?
では、ここではてなブックマークの利用規約を一度確認しましょう。
以下、はてブの利用規約です。
はてなブックマークでは、新着エントリーや人気エントリーへの掲載のために行われる不正な行為を「スパム行為」とし、表示制限措置や利用停止措置の対象としております。
一例として、以下のようなご利用をスパム行為として禁止しております。
- 特定のサイトに対し、メインアカウントとサブアカウントで複数のブックマークをする行為
- 複数のアカウントで共謀して同一のURLをブックマークする行為
- 同一サイトのページを大量にブックマークする
- 複数のメインアカウントを所持する行為
- 広告、宣伝および検索サイト最適化を目的としてブックマークする行為
- ワンクリック詐欺や不法行為が行われているサイトを宣伝広告目的でブックマークする行為
- ブックマークを明示的に依頼したり、ブックマークの追加に金銭や物品などの報酬や特典を与える行為(当社が主催するキャンペーン企画などを除きます)
- ブックマーク対象のページの内容と無関係なタグやコメントを投稿し、誘導をはかる行為
- 特定の条件で自動ブックマークをする行為のうち、特に公正性に影響が出るもの
- エントリーのブックマーク数に応じて、自動的にブックマークを投稿する等
なお、ご自身が運営するウェブサイトを自身のアカウントでブックマークする行為については、特に問題としておらず、表示制限措置や利用停止などの対象とはしておりません。ただし、ご自身が運営されているウェブサイトをブックマークする場合でも、運営ウェブサイトの内容や態様によりスパム目的であると判断できる場合や、機械的な高頻度のブックマークなど、通常の利用を逸脱していると判断できる場合には、表示制限措置や利用停止などの対象となる場合がございますので、ご注意ください。
- 存在しないページを繰り返しブックマークする行為
さっと読んで頂くと分かると思いますが、自作自演のサブアカウントによる複数ブックマークはスパム行為として禁止です。
ただし、自分のはてなアカウントで自分のブログ記事に1個ブックマークする事自体は問題ありません。(青字部分)
初心者の方は注意してください。
相互はてブとは?
「自作自演の複数ブックマークがダメなら、誰かに頼もう!」と、
「ボクもキミのブログをはてブするんで、キミもボクのブログをはてブしてね!」
みたいなやり方(相互はてブ)をしてらっしゃる人もいるんですが、これははてブの規約上問題ありですよね。
- ブックマークを明示的に依頼したり、ブックマークの追加に金銭や物品などの報酬や特典を与える行為(当社が主催するキャンペーン企画などを除きます)
ここに引っかかってしまうので、相互はてブも本質的にNGです。
まとめ
利用価値は高いものの、はてなブックマークを過度に期待するアクセスアップはリスキーです。
規約違反はもちろんいけませんが、はてなブックマークへの登録を期待して記事を書くのも一般的には難しいことですし、Google検索エンジンのアルゴリズム変更によってはいきなり被リンクの評価が落ちてしまう可能性も考えられます。
あくまでサブのアクセスアップ手段としての認識に留めましょう。
はてなブックマークに登録されていなくとも検索エンジンの上位確保は可能ですし、はてなブックマークの活用に頭を悩ませたり、工数をかけても大きな意味はありませんのでね。