20180202

コンサル不要のブログ集客術



個人企業、個人事業主でホームページを持っているけどアクセスを集めるのがなかなか大変で、次に集客ブログを作ろうとされている方は多いと思います。

私も現在個人事業主です。

ホームページ(Webショップ)を立ち上げてからブログを作りよくある集客方法を何度も試しまして失敗を繰り返しました。

試行錯誤の上、今現在はほとんど何もしなくともホームページにアクセスが集まってくれビジネスが軌道に乗ったのですが、今回はその経験を踏まえてのネット集客術について解説したいと思います。

あくまで経験をベースにしていますので、集客コンサルタントの先生の解説のように理論的でない部分もありますがお許しのほどを。

もちろん無料ですw


1.自力でホームページを作る

ネットでビジネスを始める際、当然ホームページが必要になります。

今はおしゃれな無料ホームページのサービスがたくさんあるんですが、私が事業を立ち上げた当時はぱっとしものが無かったのでホームページビルダー(というホームページ制作ソフト)を使って自力で作りました。

HTMLやCSSの知識も少しはありましたので、まあ何とかなると思いまして。

結局、そのホームページは2週間くらいで作って1年使わずに捨てました。

なぜかと言うと、

・素人感丸出しのホームページでダサかった。

・メールフォームなど外付けのツールを使わざるを得ず統一感のないホームページだった。

・メンテナンスに時間がかかりすぎた。

その1年の間に2~3カ月くらいカスタマイズやメンテナンスに時間をとられました。


こらどうもアカンて思いまして別のツールで再度ホームページを立ち上げ直したんですが、今から考えるとホームページは専門の業者に頼んだほうが早いと思います。

その後いろいろと研究してそれなりのホームページが作れたものの次のホームページの立ち上げに3ヵ月くらい時間がかかってしまいました。

いかんせん作業に無駄が多いのとライバル業者が使っているプロのデザインのホームページに比べるとどうしてもヒケをとりますので自分でいろいろいじり過ぎたためです。

ホームページは自分のビジネスにとって、ある意味”本丸”のような存在です。

今から思うと本丸にだけはある程度金をかけたほうがいいのかも知れませんね。今なら20~30万でかなり上等なのが作れるでしょうから。

それでまあ、

最初からホームページは自分で立ち上げたんですが普通にアクセスが全く集まらないので、初代ホームページの立ち上げ後に集客ブログを作ったんです。

これ、よくあるパターンですよね?





2.集客ブログを作る

ネットでいろいろ調べましてSEOに強いと評判のいいワードプレスで集客ブログを作りました。

しかし、今から思うとそれは大失敗でした。

まず、ホームページも独自ドメイン、ワードプレスも独自ドメインですから、立ち上げから数ヵ月レベルでアクセスが全然ないんです。

どっちにもアクセスのないダブルパンチを喰らってのスタートになりました。

正確にはホームページをメンテしたり改造しなくちゃいけないわ、ブログの記事を更新しないといけないわ、アクセスは無いわのトリプルパンチですねw

アクセスが無いので当然注文も来ませんから毎日ホームページと集客ブログをいじくり倒し、この時点で自分が何屋なのかすでに分からない状態でした。

傍から見たらアホ丸出しです。


それでも比較的真面目に集客ブログの記事の更新を続けていたんですが、ある事に気が付きましたんです。ハイ。


①ホームページへの誘導率が意外に悪い

集客ブログからホームページになかなか誘導されないんです。

日記みたいな記事を書いていたとか、リンクの貼り方が悪いとかそんな低レベルな話が原因ではありません。

もちろん集客ブログも自ビジネスに関係のある記事を中心にして書いていましたし、それなりにアクセス属性は絞られているんですが予想以上にホームページにアクセスが流れませんでした。

その後、集客ブログからホームページへ誘導を増やすためワードプレスをカスタマイズしてみたり、どんなプラグインがいいのか調べたり、レスポンスをよくするためレンタルサーバーを変更したりなど、あれこれ試行錯誤しましたがどれも手間暇がかかるわりにうまくは行きませんでした。

その理由をいろいろ考えてみると、ビジネスに関係のあるブログ記事とは言え、記事を更新していくうちにキーワードが分散したり薄まってしまうことが起因しているのではないかと気が付いたんです。

検索エンジンを意識すると集客ブログとホームページでほとんど同じような内容の記事を作ってもあまり意味がないですよね?

集客ブログ側がコピー(ミラー)コンテンツみたいになってしまいますから。

このため集客ブログはホームページと少し内容の異なる記事を書くのですがそれで集まるアクセスがこちらの期待と異なるキーワードが多くなってしまうことが原因のようでした。

単純に記事は読んでくれるのですが、ホームページへはアクセスが流れてくれない。

集客ブログに時間を割いて記事を更新するほど(同じような記事になるのを回避するのに)キーワードを分散しなくてはいけなくなるためそんなジレンマは増していきました。


②ワードプレスの独特の重さ

しかも、ワードプレスは集客用に使うにはどうにも”重すぎる”んです。

歯をぎゅるぎゅる食いしばり、一生懸命字数の多い記事を投下してもアクセスが集まるまでに相当の時間がかかります。

こちらからするとビジネス系の重い話はホームページ側に置いて、集客ブログは字数が少な目のどちらかと言えばノリの軽い記事でサクサクと作り更新したいんですが検索エンジンからの集客を考えるとそれでは効果が乏しくなってしまいます。

本当は原付バイクくらいの小回りの効く手軽な乗り物が欲しいところなのに1000ccのハーレーダビッドソンに乗らなきゃいけないの?みたいなイメージと思っていただくと分かりやすいでしょうか。

ハーレーダビッドソンはたしかにカッコいいんですけど”ちょっとした空き時間”に近所のスーパーに買い物に行くには不便ですよね?

どうもそんな違和感がありました。


③変な期待感を持たせる

ワードプレスってアクセスを集めるまで結構時間がかかるじゃありませんか?

ドメインのエイジングフィルタの解除に加え、記事の作成とブログへの蓄積に相当の労力の投下が必要です。

やがて少しずつアクセスが集まってくるようにはなりますが、決して期待通りではなくとも、

「もう少し頑張ればうまくいくんじゃないか?」

みたいな変な期待感を持ってしまうんです。それまで費やした時間や自分の努力を自己否定できなくなるんですね。

これでズルズル引っ張られると危ないなという気がしました。



そんなこんなで、

「このクソブログ、手間かかるわりに効果薄いしアカンかも?( ゚д゚)」

そんな風に感じて来たわけです。

集客ブログを立ち上げて1年ちょっとくらい経過した頃しょうか。

初代のホームページを捨てて2代目のホームページに乗り換えて少し経過したくらいだったと思います。


今から考えると、アメブロで検索エンジンを意識しないブログを立ち上げたほうがまだ楽だったと思います。

ワードプレスに比べれば、アメブロのほうが圧倒的に”軽い”んで扱いやすいんです。

商用利用はできませんので誘導は少々工夫する必要があるんですが、アクセス集めのツールが使えるだけ楽なんで。

ランニングコストも安く有料会員になったところでたかが月1000円です。

別にアメブロの宣伝するわけじゃないんですけどねw


まあ、そんなこんなで、

ワードプレスの集客ブログにはとんでもない時間を費やしましたが費用対効果が悪いため次の手段を考えました。

この肉体的精神的ダメージと時間ロスはなかなか大きかったです。

こっちは全部一人で作業してましたからねw

※ちなみにワードプレスの集客ブログは2個(ドメイン)も作っています。(自分でも草)





3.SNS使うか?

SNSのツイッターアカウントやFacebookページを使って、そっちに注力して集客してもよかったのですが、ちょっとうちのビジネス的にそこまで有効になりそうになかったのとビジネス用のアカウントを1から育てるにはツールを使ってもそこそこ時間がかかってしまうのが難点でした。

ツールを使ってフォロワーやいいね!を増やしていくことは出来るので、やったらやったで多少アクセスは流れてくるとは思ったのですが、それなりに集客の仕組みを作ってあげないとなかなか大きなアクセスに育てるのは難しいと考えたんです。

加えて、SNSからホームページ側にアクセスが流せてもコンバージョン(成約率)が上がるかどうかはやってみないと分からないところもありました。

仮にホームページのアクセスが増えても「へー」とか「ほー」で終わる可能性も高いですからね。

このためSNSからの集客は後回しにすることにしました。





4.原点回帰

ここで悩んだわけですが、もう一回ホームページを原点回帰で見直しました。

まず集客用のキーワードを見直したんですよ。

アクセス(PV)をいくら集めてもしょうがない、問題はコンバージョン(成約)率という解説サイトも多いのですがビジネス用のホームページは全くその通りだと思ったのです。

アクセスをいくら集めても注文が来なければ仕方がない。

そこでどんなキーワードでホームページを構成すればいいのかを考え直しました。

古典的な手法ですが、

商品名ABC

で検索エンジンの順位を上げても工数がかかるわりにあまり効果がありません。

商品名ABC 即日出荷

商品名ABC 業界最安値

商品名ABC セール

みたいなサブキーワードのほうが注文が来る可能性が高いですよね?

商品名ABCみたいな大きなキーワードはちょっとぼんやりしているんで、どんなアクセスが来るのか分からないんですよ。例えば、商品名ABCの解説が見たいのか、レビューを知りたいのか、値段が気になるのか?アクセスしてくる人の目的が分かりにくいんです。

そこで、まずホームページをコンバージョン率の高そうなサブキーワードで上位に来るよう見直し内部構成を変えました。例で言うと即日出荷、業界最安値、セールという文言を厚めにしたんです。

実際はあるサブキーワードの1個だけを狙って決め打ちをしました。

例で言うと”商品名ABC 即日出荷”というキーワードの一点張りです。

内部の調整だけだと検索エンジンの上位にはなかなか行けないので、続いて外部SEO対策を行いました。

このブログでも少し書いておりますが外部SEO対策はかなり研究しました。

幸運にもネットでかなり詳しい人を発見しましてその方のブログ記事を1ページ目から全部読んだりして被リンク対策の試行錯誤を繰り返しました。

その後、外部SEO対策もそのサブキーワードの1個を狙って決め打ちした結果、みごと検索エンジンの1位に上りつめることが出来たんです。

するとコンバージョン率が一気にあがり、ドメインエイジの成長も手伝ってアクセスも多少集まるようになりようやくビジネスは安定するようになったんです。

めでたしめでたし。

(本当)




まとめ

集客ブログならワードプレス!ってネットの情報によく書いてあるんですけど、本当にビジネスで集客ブログ作った人が解説しているのかどうかは分かりません。

「アンタ、ほんとに商売やったことあんの?」

みたいな感じがする人もチラホラいますし、そのほかもカモお客を探したいブログ屋さんだったりしますしね。

実際ワードプレスの集客ブログを2個も作ってしまった私(自分でも草)から言わせるとワードプレスで集客ブログ作るなんて、何らかの事情でそうするしか選択肢がないなら別ですが普通はそんな手の込んだものいらないと思います。

立ち上げ当初は全くアクセスが集まらないし、記事の更新にも手がかかります。検索エンジンではコンテンツが重視されますので質の低い記事だと更新してもあまり意味がありません。

ブログは一回立ち上げたらあとはほったらかしで楽です!と言う人もいますが集客ブログなんてほったらかしでアクセスが集まるのは検索エンジンの上位をキープできるごく僅かな期間です。

ライバルが新しい記事を作ってくるとやがてインターネットの腐海に沈みます。

どっかの弱小企業が作った集客ブログを好き好んでアクセスしてくれる有難いユーザーも普通は少ないと言えるでしょう。

そう考えると、あまりにも手のかかる集客ブログを立ち上げるのは結構なリスクです。

そんなすごいブログ作ったところで自分が”ブログ屋さん”になるわけでもありませんし、ブログ屋さんのように毎日毎日ブログやツイッターに張り付いている時間が無いのです。

ただの集客用ツールに過ぎないのですから、時間をかけてゴテゴテのきらびやかなものを作るより、シンプルで軽いほうが楽でいいですよ。

集客という役目が終わればさっさとポイ(使い捨て)すればいいだけですし。


しかもホームページにアクセス流す手段なんてほかにいろいろあります。

私が最終的にうまく行った手法は受注あたりの利益が大きくないと難しいかも知れませんが、アメブロを使うもよし、SNSを活用するもよしです。

ワードプレスにこだわらず、自分のビジネスにあった最善の方法をチョイスするのがオススメだと思います。


それでは貴ビジネスのご成功を祈りこの記事を〆させていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。


PS.

私がワードプレスで作った2つの集客ブログは現在一切更新していません。

アクセスもほとんどありません。

今はサテライトサイト化していますとさw

おしまい。