20171224

サテライトサイトの作り方



1.サテライトサイトとは


メインブログ(サイト)に被リンクを供給する役割を持つサイトです。衛星サイトとも呼ばれます。サテライトサイト等からメインブログへの被リンクを増やす作業を一般的に外部SEO対策と呼びます。


2.外部SEO対策の効果


コンテンツSEO全盛で文字数が豊富で質の高い記事の作成が今や当たり前の時代ですから、競合の多いキーワードの検索エンジンの上位争いは激戦です。

コンテンツ一本で勝負できるブロガーさんには不要かも知れませんが、次の手段として被リンクを増やして一つでも順位を上げようとするのは自然の流れでしょう。

被リンクの効果は検索結果に与える影響が小さくなってきていると言われるものの、ビッグキーワードや競合が多いキーワードで検索上位サイトやブログを分析すると、しっかり被リンク対策を施されているケースが多く今でも外部SEOの効果は大きいと感じさせられます。

被リンクチェックはこんなサイトで調べることが出来ます。
hanasakigani.jp/


外部SEO対策の前に気を付けておきたいのはメインブログのコンテンツが検索上位のトップ10と渡りあえるものなのかどうか?です。

現在の検索順位が50位で、それを外部SEO対策で20位まで引き上げるのはほとんど意味がありません。

検索結果が50位だろうが20位だろうがそんなにアクセス数は変わらないためです。

外部SEO対策は現在の検索順位が5位で、それを1位や2位に引き上げるときに役に立つ(効果を発揮する)のでありそこは誤解なきように対応していただければと思います。

例えば中身のないコンテンツに外部SEO対策を施すのは通常無駄な作業になります。




3.サテライトサイトの内容


では、どういったサテライトサイトを作ればいいのか?

被リンクを送るメインとなるブログ(サイト)と同じ属性のサテライトサイトを作ります。

「ブログのアクセスアップ術」を解説するのがメインブログであれば、サテライトサイトはそれに近い属性のサイトタイトルと記事のを作るのが一般的です。

例えばサテライトサイトを「ブログのSEO対策」とか「ブログの集客方法」というタイトルにしてそれに合わせた記事を手配するイメージです。


4.サテライトサイトにどれくらい力を入れるか?


サテライトサイトをどれだけのパワーで作るかは判断の難しいところですが、サテライトサイトの制作に大きな労力をかけるのであればメインブログの構築を進めた方がマシです。サテライトサイトに大量のアクセスを集めても何の意味もないですからね。

少ない工数でそれなりの効果が出るというところにサテライトサイトの価値があると考えられます。

一般的にはサテライトサイトは1000字~2000字の記事で5ページ~10ページほど作成しているケースが多いと思います。

とすればメインブログの1記事を作るのと同じ時間でサテライトサイトは10記事~程度を目安に手配したいところです。

メイン用の1記事に対しサテライトサイトを1個作ってしまう計算です。




5.サテライトサイトの実際の作り方


サテライトサイトの作り方は普通は4つの方法で検討します。


5-1.自分で作る


それなりにオリジナルのサテライトサイトを作れますし力の加減も自分次第というメリットがあります。

反面、時間を含めた労働力を消耗してしまうデメリットがあります。


5-2.外注ライターに依頼し記事を制作してもらう


外注ライターさんに頼んで記事を書いてもらうのは現在の主力かもしれません。

オリジナルの文章ですので安心できるメリットがあります。

ただし、デメリットとして文字単価はやや高騰しており安くとも1文字1円、1000字X10ページのサテライトサイトの記事を外注ライターさんへ丸投げすると1サイトあたり1万円が最低でもかかります。

このため費用対効果を見極める必要があります。

記事外注先の例

Shinobiライティング


5-3.自動ツールを使用する


記事の作成を自動化してくれるこんなツールが出ています。

サテライトサイト制作の作業負荷が大幅に減りスピードが圧倒的に速いこと、文字単価は外注ライターさんを使うより安く済むのがメリットです。

デメリットとしてツールの場合は多少変な日本語の文章になってしまうケースもあります。細かい部分を気にされない人なら利用価値がありますが、気にしてその文章を校正するのであれば時間がもったいないかも知れません。


5-4.サテライトサイトを買う


サテライト用のサイトもパッケージで売られていますので買うこともできます。

だいたい1個1万円前後です。

非常に話は早いのですが、オリジナルの文章なのかどうかや文章の品質がどうかは買ってみるまで分からないというデメリットがあります。




6.サテライトサイトのプラットフォーム


サテライトサイト用のプラットフォームは次の4つが考えられます。


6-1.無料ブログ


ドメインを分散するのに無料ブログを利用する方は多いと思います。

記事さえあればほとんどの無料ブログサービスは使いやすく簡単に立ち上げが可能です。

無料ブログごとにドメインの強さが違いますので考慮に入れておくといいかと思います。

また無料ブログのサテライトは数が増えると管理が煩雑になりますので、量産を効率化する場合はこういったツールも必要になってきます。


6-2.無料ホームページ


無料ホームページサービスもたくさんありますが、操作性は無料ブログよりも劣ります。

HTMLベースなのでホームページスタイルならデザインは綺麗にできますが、ちょっと作業効率が悪くサテライトサイトの制作にはあまり向かないと思います。


6-3.独自ドメインのブログ形態


独自ドメインを使用してブログ形態(例:ワードプレス)のサテライトサイトを作ることも出来ます。

一回立ち上げてしまえばその後は楽ですが、サーバー側の容量を食ってしまうのと、最初の設定(例:ワードプレスをインストールする作業)に時間を取られます。

サテライトサイトの役割としてはちょっと重たい感じでしょうか。


6-4.独自ドメインのHTML形態


独自ドメインを使用してHTMLのホームページやブログっぽいサテライトサイトを作る方法です。

SEO対策の業者さんはほぼHTMLベースのサテライトサイトを作られると思います。

HTMLの場合、ブログよりは軽いサイトを作る事ができ、サーバーの容量も食いませんので量産向きと言えます。

アフィリエイターさんや自分でやっている人はシリウスのテンプレートを使っている人を見かけますがメインサイト用のものをサテライトに流用しているのかも知れません。





7.サテライトサイト構築のテクニック



7-1.メインサイトへのリンクの貼り方


メインサイトへは適度に分散したアンカーテキストでリンクを送るのが現在でもつかわれているようです。

例えば「初心者向けアクセスアップ」というタイトルの記事にリンクする場合、

・初心者のアクセスアップ

・はじめてのアクセスアップ

・アクセスアップに挑戦しよう

のようにアンカーテキストを分散するのが自然だと言われています。


7-2.IP分散


被リンク供給元のIP分散は一昔前までは必須とされていましたが、最新のGoogleのアルゴリズムはIPを(それほど)意識していないのではないか?という説が有力です。

私の経験的にはあまり関係なさそうです。

どうしても気にされるならIP分散をされてもよし、気にしないならIP分散しなくともよし、といったところでしょうか。


7-2.サテライトサイトのインデックス


普通のサイトよりサテライトサイトはインデックスに少し工夫が必要です。
こちらの記事にまとめました。



7-3.サテライトサイトの見本(例)の探し方


サテライトサイトのサンプルの探し方は、こちらの記事にまとめました。




あまり無理しないで

頑張ってね